借金11のまま交流戦を目指します!

 DeNA中畑清監督(60)が24日、巨人2連戦を終え、帰京中の鹿児島空港内の喫茶店で「交流戦までの試合は(勝率)五分で行きたい」と控えめな目標をかかげた。

 現在、5勝16敗で最下位。交流戦まで21試合を10勝10敗1分けで行けば上位進出できると考えている。左大腿(だいたい)二頭筋の肉離れで2軍で調整中のブランコが5月中旬をめどに復帰。それまでは投手陣が踏ん張る必要がある。

 5月3日からの9連戦が重要となるが対策はある。19日に三浦を登録抹消して以降、先発ローテーションは5人だったが、7人にする。29日からの中日3連戦で加賀。9連戦からは加賀美が合流する。同監督は「この2人が良い流れを吹き込んでくれれば」と期待した。今季4戦全敗の巨人との3連戦が9連戦中にあるが、「この前(2回戦)より強さを感じなかった」。宮崎、鹿児島で敗れたが接戦だったことに、勝利への手応えを感じていた。

 21試合を終え、投打がかみ合わず連勝は1度もない。同監督は「2年間の免疫があるから大丈夫」と前向き。すぐに借金を減らすなんて、欲張りなことは言わない。まずは借金を増やさないことを第一にチーム立て直しを考える。【細江純平】