DeNA井納翔一投手(28)が今月10日に横浜市内の病院でへんとうの切除手術を行うことが11月30日、分かった。社会人時代から疲れがたまると症状が出ることはあったが、今季は食事や唾液を飲み込む際に痛み、うみもたまったこともあった。シーズンの大阪遠征中に症状が出たため、病院に行くケースもあったという。来季の投球に影響が出ることを避けるために、シーズン終盤に手術することを決断した。

 術後は数日ほど安静にするが、回復次第トレーニングを開始する。「開幕も春季キャンプも大丈夫」と見通しを話すように、来春2月1日からの沖縄・宜野湾キャンプには影響しない見込みだ。

 2年目の今季は25試合に登板し11勝9敗。中畑監督から「チームの勝ち頭」と認められ、シーズン中盤からカードの初戦を任せられるなど、ローテーションの柱に成長した。今オフはチェンジアップ習得に取り組んでいる。侍ジャパンのメンバーとして出場した日米野球では、オリックスから国内FA宣言した金子に投げ方を教わるなどした。

 初のCS進出を目指すためには欠かせない存在。来季に万全の態勢で臨むためにも、年内の完治を目指す。