虎の「山の神」になる!

 阪神伊藤隼太外野手(25)が20日、沖縄セルラースタジアム那覇で巨人高橋由らとの合同自主トレを打ち上げた。4年目の今季は左翼マートン、中堅大和、右翼福留という3「山」を乗り越え、レギュラー奪取を狙う。

 「レギュラーをつかむためには越えなければいけないものがある。自分の実力で越えないといけない」

 年明けの箱根駅伝で青学大が初優勝。5区を快走した「新・山の神」神野は実は中京大中京の後輩だ。「テレビで見てました」。山を乗り越える姿を目に焼きつけ、精力的に体をいじめ抜いている。

 年明けは個人トレーナー仲田健氏のもと、グアムで走り込み、体幹トレーニングに励んだ。10日からは「由伸塾」に再入門。巨人で今季から打撃コーチを兼任する慶大の大先輩からは「合格点」をもらった。

 「バットとボールがくっついている時間が長くなったと言ってもらいました」

 昨年から掛布DCの指導を受け、ダウンスイングでミートポイントが1点だったフォームをレベルスイングに改良。ミートポイントが広がり「体の前で打てるポイントが長くなった」。大先輩からも太鼓判を押され、確実性アップに手ごたえを得ている。

 昨季は52試合出場ながら打率2割9分4厘、2本塁打。「今年は最初から1軍に入って、全試合スタメンを任されるように頑張りたい。CS、日本シリーズも全試合出られるよう、信頼を得られるようにやっていきたい」。高い山々の麓で、目をギラつかせて足元をならす。【佐井陽介】