生涯虎を初めて明言!
海外FA宣言していた阪神鳥谷敬内野手(33)が22日、兵庫・西宮市内の球団事務所で再契約交渉に臨み、1億円増となる推定年俸4億円の5年契約でサインした。今オフはメジャー挑戦を視野に入れ海外FA権を行使、約2カ月の熟考を経て今月上旬に残留を決断。阪神歴代最長に並ぶ5年契約を結び「阪神で終われたら」と宣言した。
降りしきる雨音を吹き飛ばす、雲ひとつない爽やかな笑顔だ。鳥谷が50日ぶりの肉声で沈黙を破り、初めて「生涯虎」を誓った。
鳥谷
決めるにあたって阪神で優勝したいと強く思った。阪神で終われたらと思っています。
公の場でのコメントは、ゴールデングラブ賞表彰式に出席した12月3日以来だ。早大時代からの夢であるメジャー挑戦か残留か、約2カ月間「一番悩んだ」。ブルージェイズなど複数球団が水面下でメジャー契約に興味を示す中、1月8日に残留を選択し、自身初の複数年契約を結んだ。メジャー挑戦の夢を封印する重たい決断。決め手は日本一への強い欲求だった。
鳥谷
一番は優勝。まだ1度も日本一になっていない。リーグ優勝した2年目(05年)はベテランの方々に優勝させてもらった。年を重ねる中で優勝できていない。決める時に、そこが一番大きかった。
昨季はリーグ2位でCSを突破し、日本シリーズでソフトバンクに敗れた。志半ばで縦じまを脱ぐわけにはいかない。キャプテン4年目となる15年は、10年ぶりのリーグ制覇、そして30年ぶりの日本一奪回が重大使命となる。この日は阪神歴代最長タイの5年契約とみられる総額20億円級の条件でサイン。鉄人記録の更新もいよいよ視野に入ってきた。
鳥谷
試合に出続けることには常にこだわってやっている。出続ける中でどれだけ成績を残せるか。これからもどんどん続けていけたらと思っています。
現在、現役最長で歴代3位の1466試合連続出場中。同2位金本の1766試合は3シーズンで更新が可能。歴代1位衣笠の2215試合は今季から6シーズン目に記録がかかる。負担の大きい遊撃手のまま、新たな鉄人伝説を作る。鳥谷はメジャー挑戦に匹敵する、難解な挑戦をスタートさせる。【佐井陽介】



