非常に…ゴメスが見たいですね!

 阪神掛布雅之GM付育成&打撃コーディネーター(DC=59)が1軍沖縄・宜野座キャンプで4番マウロ・ゴメス内野手(30)の2年目のジンクス打破へ徹底サポートする。

 「彼が一番気になる選手。どういう状態でやってくるのか楽しみでもあり、不安でもある。オマリーがいますし、僕も気が付いたことはオマリーや通訳を通じてああだよ、こうだよって言っていきたい」

 北條、陽川、中谷と1軍キャンプに参加する若手より頭にあるのは、日本球界2年目のゴメスだった。虎1年目の昨年、4番に座り打率2割8分3厘、26本塁打を放ち打点109はリーグトップ。頼れる主砲として活躍を見せた。掛布DCは「和田監督も打線の核に考えているはず。替えるわけにはいかない。去年以上の成績を残すのはきついと思うけど(マートンとの)両外国人は維持することが進化」と昨年同等の数字を求めた。そのために、いつでも手を差し伸べる。

 「去年の数字で日本の野球が大丈夫だと言えるとは限らない。相手も研究して、データで崩しに来る。頭と体の準備が必要になってくる。最初1週間は沖縄に行くから見たいと思っている」

 同じ阪神の4番を背負った男だからこそ分かることもある。技術面からメンタル面まで多岐にわたる。唯一、日本一を知る「4番掛布」が、G砲の羅針盤になる。【宮崎えり子】