広島大瀬良大地投手(23)が26日、合同自主トレに合流し、今年初めてブルペンに入った。

 真っすぐを中心に36球を投じ、制球に難があり控えていたスラーブ(カーブのような球速で曲がるスライダー)も2球投じた。中腰で受けたブルペン捕手が驚く変化に「最初にしては良い形でブルペンに入れました。緩急の幅が出るので、今年は使っていきたい」と話した。

 1年目の昨季は球が抜ける感覚があり、試合では使えなかった。しかしCSファーストステージ阪神戦で解禁。「そこで見逃されたり、打たれていたら、使えないと思ったかもしれない」。結果は7回無失点。タイミングを狂わせ、マートンからは空振り三振を奪った。「球速差が出れば、投球の幅も広がる」。キャンプで自分のものにしてみせる。