広島の育成選手ダニーロ・デヘスス投手(27)が、他球団007をびびらせた。フリー打撃に5番手として登板。34球を投じ、安打性の当たり3本に封じた。秋季キャンプで課題に挙がっていた変化球で腕の振りが緩む癖も改善。「よかったです。コーナーを狙うことを意識しました。疲れはない」と胸を張った。

 身長196センチの「カリブのダル」に、ヤクルト衣川スコアラーは警戒心を強めた。情報もほとんど無く「可能性を感じます。押し込んでいる。夏にあのボールを投げられると…」。野球協約により、27歳のデヘススが今季中の支配下登録を勝ち取るには3月末日が期限となる。それでも緒方監督は「(支配下登録の可能性も)十分ある」と高評価。怪腕はジャパニーズドリームにひた走る。