巨人坂本勇人内野手(22)が7日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、自身初のダウンとなる1000万円減の1億1000万円(金額は推定)で更改した。今季はチームで唯一、全試合出場だったが、打率2割6分2厘、16本塁打など前年を下回った。「良かったら上がるし、悪かったら下がる世界。悔しさをバネに、やっていきたい」と受け止めた。
勝負の世界に生きる野球人として、潔かった。プロ入り後初のダウン提示にも、すぐさま判を押した。「チームも優勝できませんでしたし、僕自身もふがいない成績だった。(年俸の)ダウンは自分でも分かっていたし、来年頑張れば上げてくれると思う」。胸を支配していたのは自身の不振とV逸の責任。グラウンドでの結果が、野球人としての評価であることを強調した。
来季の雪辱へ、求めるのは体の強さだった。秋季キャンプからウエートトレーニングで強化。脂肪を減らしながら、筋肉を増量する強靱(きょうじん)な肉体を目指す。「スピードを下げないように。2~3キロ(現在80キロ)増えれば」と肉体改造プランを明かした。今オフは阿部との自主トレから離れ、ヤクルト「宮本塾」に入門。経験豊富なベテランのもとで、基礎から鍛え直す。
来季の目標を聞かれ「今年の数字でタイトルとか言ってられない」と話したが、打率3割と全試合出場には強い意欲を見せる。「グラウンドに立ち続け、チームに貢献したい。そのためにはしっかりした成績を残さないと」と目標を挙げた。「来年、頑張るだけ」。潔い姿を貫き、来季に視線を向けた。【久保賢吾】



