東京6大学野球の早大-慶大戦が、プロ野球ヤクルトがセ・リーグ2位となった場合に史上初のプロ併用開催となることが14日、分かった。今秋の早慶戦は神宮で29、30日に行われるが、ヤクルトが2位なら29日からのクライマックスシリーズ(CS)第1ステージも本拠地とする神宮が会場となる。この可能性を受け、東京6大学野球連盟の内藤雅之事務局長は「(早慶戦の)日程はずらさない」と明言し、セ・リーグの順位決定後に速やかな対応を行う方向とした。

 これまで入場者の混乱を考えプロ側が使用を控えていた面もあったが、109年目を迎えた早慶戦では初めての事態となる。そのため東京6大学野球連盟はこの日、神宮球場内で球場側と管理業者を交え細かなシミュレーションを行った。開始時間は現在、早慶戦が午後1時、CSが午後6時半予定。同事務局長は「(3月の)震災でプロの開幕も遅れましたから」と話し、プロと球場側に協力する考えを示した。