「G倒査定」認めて!

 中日吉見一起投手(26)が29日、名古屋市内の球団事務所で契約交渉を行ったが、プロ5年目で自身初の保留となった。「だいぶ開きがありました。去年と今年では投げている相手が違う。(球団は)加味していると言っていましたが…」。約45分間の交渉を終えた吉見の表情はこわばっていた。双方とも条件は明かさなかったが、今季の9000万円から推定30%アップの1億1700万円が提示されたとみられる。

 12勝9敗、防御率3・50と最多勝を獲得した昨年の16勝7敗、防御率2・00こそ下回ったが、巨人戦に7試合投げて5勝1敗(昨季は3試合で1勝2敗)。主戦として宿敵の4連覇を阻んだことが正当に評価されたのか。疑問が消えなかった。