4階級制覇を目指した亀田興毅(28=亀田)が、王者河野公平(34=ワタナベ)に0-3の判定で敗れ、試合後に引退を表明した。

 次男大毅、三男和毅は応援席から声援を送り、コメントせずに会場を去った。和毅はWBAバンタム級王者マクドネルに世界戦で2連敗。タイトル戦線復帰のためには、内容の伴った勝利を続けていくことが求められるだろう。関係者によると、米国でのオファーも来ているという。大毅は9月に1年9カ月ぶりの復帰戦を行うも、無名選手に敗戦。今後の方向性さえ決まっていない。国内で試合ができない状況が続く以上、両者ともに険しい道が待ち構えている。