ボクシングのWBA世界フライ級王者井岡一翔(26=井岡)が「粉もん断ち」で因縁相手に決着をつける。大みそかの同級前王者フアンカルロス・レベコ(32)との2度目の防衛戦へ向けて23日、大阪市内で練習を公開した。

 1カ月半前から小麦粉の摂取を控え「体が楽ですね。キレもいいっすよ」と体調の良さを強調した。その理由はテニスの世界1位ジョコビッチ推奨の食事法“グルテンフリー”だ。グルテンとは小麦などの麦類に含まれるタンパク質の一種。グルテン摂取を控えれば、血糖値が上がらず太りにくい体質になるという。井岡はたこ焼きやお好み焼きなどを食べず、必要な栄養分は肉や魚、酵素玄米から摂取。改善した体で迎えるレベコとの再戦へ「KOしたい」。4月に判定で下した前王者を今度こそリングに沈める。【木村有三】