ボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介(33=帝拳)は親交のあった九重親方(享年61、元横綱千代の富士)をしのんだ。

 V10のお祝いとして6月に会食したのが最後だったとし「フカヒレの姿煮をごちそうになった。勝つとすごく喜んでくださった」と寂しそうに語った。同じ格闘家として学ぶ点も多かった。「周りにも自分にも厳しい方。試合のたびにアドバイスをもらっていた」と話した。