ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級5位小国以載(ゆきのり、28=角海老宝石)が14日、討ち入り装束で王座奪取へ気勢を上げた。31日に島津アリーナ京都で同級王者グスマン(ドミニカ共和国)に世界初挑戦する。都内のジムでスパーを公開したが、赤穂浪士の装束姿で登場。約3万円で借りて約30分かけた、生まれ故郷の英雄が討ち入りした日のパフォーマンスだった。

 グスマンは22勝(22KO)1無効試合で、和気を4度ダウンさせた。小国は「グスマンの首をとったる。やられた和気らのカタキを討つ」と威勢よく宣言した。「きょうは笑いよりネタ。好感度もアップでしょ」と得意満面。左ジャブで突進を止めて後半勝負の作戦。「勝算は2割。宝くじより確率高い」と番狂わせを狙う。