ブラジル北東部ペルナンブコ州のリゾート施設で今月11日、滞在中のボクシングの元世界王者でカナダ人のアーツロ・ガッティ氏(37)が遺体で見つかった事件で、地元警察当局は30日、死因は自殺だったと発表した。殺人容疑で逮捕、拘置中のブラジル人の妻(23)は同日、釈放された。地元メディアが報じた。

 警察当局は「(捜査の結果)殺人の可能性はなくなった。容疑者の拘束はもはや不要だ」などとしている。

 ガッティ氏は1995年に国際ボクシング連盟(IBF)スーパーフェザー級王者、2004年に世界ボクシング評議会(WBC)スーパーライト級チャンピオンとなり、07年に現役を引退した。