<パッション・レッド自主興行>◇19日◇東京・新木場1st

 RING◇300人

 Ray(エスオベーション)が師匠さくらえみ(34=アイスリボン)とのシングル戦を最後に無期限の休業に入った。「生みの親であり、育ての親でもあるさくら選手に区切りとなる大事な試合の対戦相手になってほしい」と希望。さくらとともに活動した我闘姑娘(がとうくーにゃん)退団から3年が経つが、シングルでの対戦は約6年ぶりとなった。「今までのうっ憤を晴らしてやろうと思ってやりました(笑い)」と四方のエプロンでチョップを連打し、持っている技をすべて出したが、最後はタイガードライバー、2階からのにゃんにゃんプレス(ファイアーバードスプラッシュ)に力尽き19分7秒、片エビ固めでフォールされた。Rayは「やっぱりさくらさんにお願いしてよかった。今までの自分を出し切ることができた」と師匠に感謝。今後については「自分を磨くため、プロレスを極めるために動きたい」と詳しくは明言しなかったが「このままでは終われない。師匠超えもできてないし、戻ってきたときには成長した姿をみなさんに見てもらいたい」と、再び女子プロレスのリングに立つことを約束した。

 なお、メーンで行われたNEO認定ハイスピード選手権は夏樹☆たいようが中川ともかを19分7秒、たいようちゃん☆ボムで下し、初防衛に成功した。