全日本の主力で前3冠ヘビー級王者の小島聡(39)が退団することが22日、分かった。痛めていた左ひじの手術を6月に受けて長期離脱するため、5月いっぱいで切れる契約満了を機に団体を離れる決意をした。全日本側は「(長期離脱で)団体に迷惑を掛けられないというのが小島選手の考えのようです。契約がこじれたわけではありません」と説明した。

 小島の左ひじは神経が圧迫されて薬指と小指が伸ばせないという。既にカードが組まれている5月2日の愛知大会までは試合に出場する。全日本によると「次のシリーズ(5月30日最終戦)まで出るかどうかは本人次第」。29日の後楽園ホール大会後、ファンに自ら退団を報告する。