WBC世界スーパーバンタム級10位バルウェグ・バンゴヤン(23=フィリピン)が25日、都内のジムで練習を公開した。30日に東京・日本武道館での王者西岡利晃(33=帝拳)の4度目の防衛戦で、キャリア5年ながら世界初挑戦する。スパーリングはせずにシャドーを中心に軽く汗を流した。15戦全勝(6KO)のうち左とは4戦している。「苦手意識はない。西岡は強くてうまいが、いろいろ用意している。勝つためにきた」と強気に話した。ミット打ちも見せたが、右を中心に1分程度。ビデオを手に視察した西岡陣営の葛西トレーナーは「手の内を隠している。決め手は左フックで最初から来るはず。思ったより攻撃力にスピードあるが、無駄も多い」と分析していた。