<19時女子プロレス:埼玉大会>◇22日◇埼玉・イサミレッスル武闘館

 つくし(13=アイスリボン)が新設されたIW19王座の初代王者となった。19時女子は動画配信サービスUstreamを活用したネット中継限定団体で、同選手権開催もインターネットを通じて中継されることが条件。海外にテレビ王座はあるが、ネット王座は史上初となる。茨城県出身のつくし、宮城県出身の藤本つかさ(27=アイスリボン)、宮城もち(24=アイスリボン)、青森県出身の飯田美花(18=フリー)と、東日本大震災で被災した4選手によるワンデートーナメントで争われ、つくしは1回戦で宮城を下し、藤本と決勝で対戦。アイスリボン3冠王者を相手に防戦一方の苦しい戦いを強いられたが、得意のハルカゼ(コルバタ式エビ固め)で丸め込んで逆転勝利。東日本大震災で茨城県の自宅にヒビが入ってしまうなど、不安な日々を過ごしてきたが、人生初のベルトに「防衛を続けてこのベルトを輝かせる。春休みが終わったら始業式に持っていく」と笑顔を見せた。