来月1日に開幕する新日本のG1クライマックスに初出場する元WWEレスラーのMVP(37)が29日、東京・世田谷区の新日本道場を訪問し、ヤングライオンとともに新日本流トレーニングを体験した。三上恭佑、高橋広夢、高橋高章とともに、基本トレーニングを消化。その後、三上を相手にG1クライマックス用の新技を披露した。

 1つ目はフェイスバスターでダメージを与えた後、羽折り式腕固めでギブアップを狙う「おやすみ」。そして、2つ目はわき固めから顔面締めに入る「イルバーシブル・クライシス」の2種類を公開。特に「イルバーシブル・クライシス」は、MVPのコーチとなる元WWEのスター選手、故クリス・ベノワさんの必殺技クロスフェイスをヒントに開発したという。

 MVPは「ベノワは私の先生。これは以前、私がWWEにいた時に開発していた技だったが、危険すぎるとWWEに言われて封印していた技だ。外国人でG1制覇をした選手はいない。自分が勝って『夏男』と言われたい」と話した。