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 GENOME>◇27日◇東京・両国国技館◇1万1600人

 IGFのアントニオ猪木会長(68)が、「猪木劇場」で観客を魅了した。興行の後半戦開始前に白装束でリングへ登場。ジョシュ・バーネットの欠場を謝罪し「腹を切っておわびするしかないな」と切腹パフォーマンスで沸かせた。また、ゲストで招待したK-1戦士の崔洪万(チェ・ホンマン)を故ジャイアント馬場さんの代役に「BI砲」を復活結成。79年オールスターで対決したアブドーラ・ザ・ブッチャー、タイガー・ジェット・シン組の襲撃を「やられたらやり返す」と鉄拳で返り討ちにした。

 東日本大震災の被災者1200人を無料招待しての復興チャリティーは、満員札止めの大盛況。猪木会長は「“燃える闘魂”が燃えるのは、なかなか大変なんだが、今回はヨーシッとね。まずはみんなに元気を持ち帰っていただければ。IGFをきっかけに、止まっていた時代が動きだせばいい」と総括した。