<天龍プロジェクト:R-2>◇27日◇東京・後楽園ホール

 入院中の天龍源一郎(63)に代わり「リアル」をテーマに掲げて大将代行を務めた佐々木健介(45)が、リアルなファイトを見せた。宮原健斗(23)と組んで、宮本和志(33)新崎人生(45)組と対戦。宮本のパンチをくらい、逆に右のショートアッパーを宮本のあごにクリーンヒット。宮本が崩れ落ちて、和田京平レフェリーがあわてて試合を止めた。16分41秒、佐々木のKO勝ちとなった。

 意識を取り戻した宮本だが1人では立てず、救急車で病院に運ばれた。佐々木は「バカだ、バカだと言われても、真っすぐ戦ってきた。次は俺がぶっ倒れているかもしれない。これがリアルな戦いだ」と話した。和田レフェリーは「拳で殴るのは反則なんだけどね。でも、5秒以内だから」と説明した。