<JWP>◇12日◇東京キネマ倶楽部◇観衆142人

 19日の後楽園ホール大会でJWP認定無差別級王座に挑戦する花月(20)が、センダイガールズプロレスリングを背負って王座奪取することを誓った。

 同選手権の調印式が12日の試合前に行われ、王者の春山香代子とともに臨んだ花月は、「女子プロレスで一番、歴史があるこのベルトを獲って、女子プロレスの中心に立ちたい」とコメント。さらに、最後の前哨戦となったタッグマッチでは、春山と一進一退の攻防を繰り広げ、最後はタッグパートナーの成宮真希がラビット美兎をダイビングギロチンドロップからの片エビ固めで下し、勝利を飾った。

 試合後、春山に対して「自分のほうが勢いがありましたね」と堂々と言い放った花月に対し、春山も「勢いがあるのは認めるよ。でも、自分もこのベルトを手放すわけにはいかない」と反撃。それでも、花月は「自分はセンダイガールズプロレスリングを背負って挑戦する。いつまでも、里村明衣子がセンダイガールズの顔だと思われているのは歯がゆい」と話し、弱冠20歳の挑戦者が、団体の威信を懸けて女子プロレスの頂点に上り詰める意気込みを示した。