<OSAKA女子>14日◇新木場1stRING◇観衆120人

 地域密着型団体OSAKA女子プロレスが昨年8月以来となる2度目の東京での興行を開催した。

 OSAKA女子は2010年3月、WAVEの姉妹団体として旗揚げ。この3年半もの間、1~2カ月に一度のペースで大阪における女子プロレスの裾野を広げてきた。

 エース兼代表の下野佐和子(24)は、デビュー戦の相手である花月(センダイガールズ)とシングル対決を行った。しかし、試合中のアクシデントで右腕を負傷していまい、本来の持ち味である豪快さは影をひそめた。そのダメージが尾を引き、後方回転エビ固めで敗退。東京での出張興行を勝利で締めることはできなかった。「今日は大変ふがいない試合をしてしまいました」と試合後は反省の弁を述べつつ、「花月さんとはシングルでもタッグを組んでも共に上っていける相手。これからも共に闘っていきたい」と、上を向いた。

 そして東京開催については、「前半戦の少ししか見られませんでしたが、OSAKA女子独特のキャラクターが盛り上げていたんじゃないかと思います。こうやって関東のファンの方が見に来てくださるから東京でも大会を開催できます。これからもっと団体の力を付けて、また東京に帰ってきたいです」とコメント。今後も年に1度のペースで東京開催を続けていく意向だ。