<ノア:後楽園大会>◇24日◇東京・後楽園ホール◇観衆1680人

 GHCヘビー級選手権試合は、王者丸藤正道(34)が挑戦者森嶋猛(35)を下し、2度目の防衛に成功した。

 2人は同期生で、森嶋が丸藤のブレイブを離脱し超危暴軍を結成して以降、初めてのタイトルをかけた戦いとなった。190センチ、130キロの巨体森嶋は、超危暴軍のメンバーにも助けられて、試合を有利に運んだ。一方、176センチ、90キロの丸藤は、スピードと打撃で応戦し、セコンドについた小峠が孤軍奮闘。

 マイバッハ谷口らの攻撃や、森嶋のバックドロップを巧みに防ぎながら、丸藤は最後は2段式膝蹴りの「虎王」2連発で仕留めた。「見ての通り。本当にきつかった。森嶋は意外と頭がいいんじゃない。前哨戦で3連敗したけど、そんなものはへでもない。必ずみなさんの期待以上のノアにオレがします」とマイクでファンに宣言した。

 また、試合後、リングへ上がって王座挑戦を要求したマイバッハ谷口を次期挑戦者に指名した。