3階級目の世界王座を狙う粟生隆寛(30=帝拳)の再起4戦目が、10日に都内で発表された。

 WBC世界バンタム級王者山中のV7戦のセミファイナルで、10月22日に東京・代々木第2体育館でゴングとなる。相手は09年に同門のリナレスから王座奪取し、初防衛戦で内山に敗れたファン・カルロス・サルガド(29=メキシコ)。12年10月に王座陥落後はライト級に上げ、WBA6位、WBC4位、IBF8位、WBO6位につけ、チャンスを待っている粟生。「ライト級は順番待ちの状態。アピールできる試合にしたい。お客さんがそろそろという7、8回に倒したい」と宣言した。