自分が通っている高校の体育館でK-1の大会を開催しませんか?

 K-1主催のFEGが、現役高校生ファイターが出場する「K-1甲子園」の地区予選会場を公募する準備を進めていることが9日、分かった。高校の体育館を大会会場として使用し、出場選手だけでなく、ラウンドガールやリングアナウンサーを務めてもらうなど、ファン層拡大に向けて、高校生による大会運営を目指すという。

 「K-1甲子園」の地区予選が高校生による“手づくり”の大会となるかもしれない。FEGの谷川イベントプロデューサー(EP)は「すべて募集してもいいんじゃないか、と。会場も高校の体育館でやったらいい」と、全国の高校を対象に開催会場を公募する準備を進めていると明かした。

 地区予選は6月から、東北・北海道、関東、中部、近畿など6地区で開催予定。谷川EPは「理想は高校野球。ファン拡大だけでなく、高校生らしさがある、手づくりの大会にしたい」と話し、チアガールやラウンドガール、リングアナウンサーまで会場の高校生に運営の一部を任せたい意向だ。

 「K-1甲子園」は今年で3回目で、これまでの62キロ以下級だけでなく、70キロ級を新設する方向。70キロ級は魔裟斗(29=シルバーウルフ)らの階級で、次世代スター候補の育成へ、高校生年代から流れをつくるのが狙い。谷川EPは「(競技)人口が増えれば将来は各県で予選をやりたい」と、夢を膨らませている。