ボクシングのWBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃(33=帝拳)が「さらに強くなる」と、今年の誓いを立てた。都内の帝拳ジムで14日、約2時間の練習を敢行。「確認ではなく、足のバランスの勉強。収穫でした」と、新たな技術を身につけるべく時間を費やした。

 昨年は24年ぶりの日本人の海外防衛を含む3連続KO防衛を達成したが、向上心は衰えていなかった。年末年始も無休で体を動かし、11日からジムワークを再開。08年1月から家族と離れてボクシングに集中する単身生活を送るが、今年も継続する。「相談して出した結論。現役時代を悔いなくやり切るため。スープとかカレーを冷凍したものを送ってもらっていますし大丈夫です」と、家族のサポートも万全だ。4度目の防衛戦は今春の予定。西岡は「自分は始まったばかり。どこまで強くなるか楽しみです」と笑顔で、最強王者への道を着実に進んでいくことを誓った。