WBA世界スーパーフェザー級王者内山高志(30=ワタナベ)が渡辺会長の“KO指令”を冷静にかわした。予備検診後の会見で、KO率80%の内山は渡辺会長に「前回は6回。それより早いKOがあると思う」と予告された。それでも「やってきたことをしっかり出すだけ」と謙虚。試合に臨む姿勢は変わらないが、予備検診の結果は大きく変化した。試合2日前にもかかわらず5月の初防衛戦時よりも胸囲が6センチも増え「ばっちり。早くリングに上がりたい」と笑顔を見せた。「チャンスがくれば(倒しに)いきます」と、王者は力まず自然体でV2戦に臨む。