今日19日ゴングの女子ボクシング・ダブル世界戦(大阪・よみうり文化ホール)の前日計量が18日、大阪市内で行われ、出場4選手がパスした。メーンで登場するWBA世界ミニマム級王者の多田悦子(30=フュチュール)は、次戦のメキシコ進出計画を披露。7度目の防衛戦で同級7位の挑戦者マリア・サリナス(22=メキシコ)に完勝して、自身2度目の海外防衛戦につなげる。
多田の視線は早くも次戦に向けられた。計量をリミットの47・6キロでパスし「この試合をクリアしたら、メキシコに行って名前を売りたい。向こうは女子ボクシングのメッカやから」と、青写真を披露した。現在、メキシコのボクシング界は男子同様に女子も活況を呈している。多田は10年4月のV3戦に敵地トリニダード・トバゴでドロー防衛した。再び海外進出をもくろむのは「チャンピオンでも常に挑戦したい」との気持ちを持つからだ。
そのために、目の前の試合にまず勝利する。挑戦者サリナスはプロ12戦目で初めて迎えるサウスポー。自身も左構えのため、相手との距離が近くなる。それでも約160回のスパーリングを重ね、苦手意識はもうないという。「最初はスパーでめちゃくちゃパンチをもらってたけど、今は逆に倒しやすいと感じる」。初のKO防衛で、満を持して海を渡るつもりだ。【大池和幸】

