WBA世界フライ級1位亀田興毅(22=亀田)が、WBC世界同級王者内藤大助(35=宮田)との世界戦での「圧勝」を、自らにノルマとして課した。亀田3兄弟は10日、2泊3日の鹿児島・奄美大島合宿を打ち上げた。興毅は11月が有力な内藤戦について「どういう勝ち方をするか。圧勝で『海外に行けるぞ』って声が出んとな」と話した。

 内藤に対しては「5回防衛してて尊敬している」と敬意を表した。そのうえで「ここ(内藤戦)を焦点にしてるわけじゃない。内藤戦だけ見てたら練習がおろそかになってしまう」と言い、「3階級制覇したいしベルトを取って海外でしたい。いい勝ち方をしてラスベガスでやりたいな」と、野望を打ち明けた。

 米国では軽量級はスポットが当たりにくいが「現役王者で2階級を無敗で制覇したら世界が広がる」。10月6日にWBA同級王者デンカオセーン(タイ)に挑戦する次男大毅と、日本人初の兄弟同時世界王者となって、米国での兄弟ダブル防衛戦の夢を描いている。

 5日の前哨戦でプール(メキシコ)を5回KOで下した興毅はこの3日間は休養を優先した。この日はカヌーでマングローブを探し「いい気分転換ができた。また頑張らなアカンな」と笑顔。圧勝ノルマをクリアするための充電は、完了した。【浜本卓也】