[ 2014年6月26日23時38分 ]イタリア戦でキエリーニの肩にかみついたウルグアイのスアレス(ゲッティ=共同)

 国際サッカー連盟(FIFA)は26日、W杯ブラジル大会ウルグアイ代表のFWルイス・スアレス(27)に代表戦9試合の出場停止と、サッカーに関するあらゆる活動を4カ月禁止する処分を科したと発表した。ウルグアイはベスト16入りし、決勝トーナメント1回戦で28日にコロンビアと対戦するが、同選手は出場できない。

 罰金10万スイスフラン(約1130万円)。スタジアムへの入場も禁じられた。スアレスは24日に行われたイタリアとの1次リーグD組最終戦で、相手DFジョルジョ・キエリーニにかみついた。FIFAのクラウディオ・スルサー規律委員長は「W杯のようにたくさんの目が向けられていなくても、サッカーのピッチ上では許されない振る舞いだ」と厳しく非難した。

 スアレスは過去にも2度、所属クラブでの試合で相手選手にかみつき、出場停止処分を受けている。