元AKB48の浦野一美(29)が6日、日刊スポーツの取材に応じ、「教え子」の柏木由紀、渡辺麻友、指原莉乃のエピソードを明かした。

 かつて3人が所属した初代チームBでキャプテン的役割を務めた。今回の速報発表後、3人が楽屋のテーブルで一緒に座ると、「チームBすごいよね。CinDy(浦野)が育てた3人! アハハ」などと話していたという。

 当時のチームBの印象について、浦野は「アイドルに憧れてAKB48に入った子や、クラスの陰キャラっぽい子が多かったです」と振り返る。07年4月に劇場デビューした柏木や渡辺は「控えめで、素直で、謙虚でした。『呼び捨てにしてもいいんだよ』って言っても、長いこと『さん』付けだった」。08年8月からチームBに加入した指原は「今までのチームBには無かった『貪欲魂』をいい意味で発揮してくれた。トークの打ち合わせを人一倍頑張っていた」と明かす。

 浦野と同じ1期生の前田敦子(23)と、2期生の大島優子(26)との「2強時代」も終わり、柏木、渡辺の3期生以降が選抜総選挙でも話題の中心になった。「陰キャラの宝庫だったチームBの成長がやっと見られたように思います。クラスの目立たない存在が、自分たちの努力と環境でこんなに輝く存在に変われるんだと感じられて、人々に希望を与えてくれる気がします」と、「教え子」たちの躍進を喜んだ。