NMB48が19日、神戸ワールド記念ホールで6周年記念コンサート最終日を迎え、12月28日発売の16枚目シングル(タイトル未定)で、キャプテン山本彩(23)が、2作ぶり11作目のセンターを務めることを発表した。

 今選抜は20人。6月に加入したばかりの山本彩加(あやか=14)と、植村梓(17)川上千尋(17)内木志(19)の4人が初選抜入りを果たした。

 加入半年足らずで、前日の組閣では新チームNへの昇格が決まり、今度は選抜入りが決まった彩加は「今年(グループに)入って、まだ半年で、実感がわかないですけど、このメンバーに埋もれないようにがんばりたい」とあいさつした。

 ポスト山田菜々オーディションを経て加入した植村は涙を流して「やっと。山田菜々さんに1歩近づけた。スタートラインに立てたような気がします」。4期生の川上千も泣きながら「入った時から目標を選抜と言ってきて、夢がかなった。もっと上をめざしていきたい」と決意表明した。

 須藤凜々花(19)と同期のドラフト1期生、内木は泣き崩れながら「皆さんのおかげです」と言葉を懸命に続けた。

 また、新組閣で新チームB2キャプテンに決まった久代梨奈(17)は「もう今年、ここまで何もいいことなくて、クソみたいな2016年だと思ってた」と、前日からのうれしいサプライズに、暴言まじりで喜びを表現した。

 また、城恵理子(17)も、久代と同じく選抜復帰。城はもともと、2期生として加入し、5カ月で2枚目シングル「オーマイガー!」選抜に抜てきされたものの、いったん卒業。その後、異例のグループ復帰を果たし、研究生からスタート。チームN昇格を経て、昨年夏の12枚目シングル「ドリアン少年」で選抜復帰を果たしたものの、以降は再び選抜から外れていた。

 城は「センター宣言をした身としては、もっともっと上を目指して頑張っていきたい」と力強く、宣言した。

 初選抜、復帰組を祝福した山本彩は「ピンチをチャンスに変えるのがNMB48だと思っています。これからもチャンスに変えていきます」と、腕を高くあげて叫び、ファンの拍手にこたえていた。