上海に拠点を置くAKB48の姉妹グループ、SNH48の専用劇場が30日、上海市内に完成し、記念イベントと初日公演が行われた。AKB48から移籍した宮沢佐江(23)鈴木まりや(22)は、劇場公演デビューに必要な書類手続きが間に合わず、イベントには出席したものの、デビューはお預けだった。

 それでも、2人はアンコールでサプライズ登場し、中国語で自己紹介。約300人のファンから大きなコールを浴び、満面の笑みを見せていた。

 2人は昨年8月に、AKB48からの移籍が発表され、11月から活動を開始。しかし、いまだにメンバーたちとの共演がかなわずにいる。宮沢は「1日でも早く、1回でも多く、SNH48のメンバーと歌って踊りたい」と、デビューの日を心待ちにしていた。鈴木も「イベントで、空に飛んで行った風船に、SNH48と書いてありました。私たちも、世界に羽ばたける存在になりたい。私自身は、早くステージに立ちたい。楽しみにしています」と話した。