NMB48の「リクエストアワー

 ベスト50」が22日、大阪・オリックス劇場で行われ、前日の総選挙速報で選抜圏外の25位だった渡辺美優紀(20)は、7位に入ったソロ曲「わるきー」歌唱の合間に「みるきーは、へこみるきーみたいなんで、応援よろしくね」と呼びかけた。

 ただ、この日、総選挙関連のコメントは、この渡辺の一言のみ。メンバーは個々の思いを封じ、満席2300人で埋まった客席に向かい、応援してくれるファンへ向け、精いっぱいのパフォーマンスを届けた。

 メンバーに代わって、あいさつに立ったのは、金子剛支配人(46)だった。この日は、前日に続き、2日目で最終日となったリクアワ。25位から1位までを発表予定だった。開演アナウンスの直後、メンバーではなく、金子支配人が姿を現した。

 「速報とは分かっていますが、私があいさつしないと始められない」

 前日の総選挙順位の速報発表で、80位圏内は、国内4グループ最少の13人だったことを受け、開演前に謝罪のあいさつを始めた。

 前日夜、終演後の楽屋の様子を明かし「メンバーの中には、泣いている方も結構多くて、その姿を見て、本当に申し訳なく、悔しい思いでいっぱいです」と話し、頭を下げた。

 躍進した後輩グループHKT48は、指原莉乃ら両支配人の力量に感服し「HKT48の両支配人の頑張り、結束力は、支配人として見習うところがあります。昨日の順位で、NMB48の位置を痛いほど、再確認いたしました。これも私の責任と感じております」。素直に敵の強さを認めた上で「もう1度気を引き締めて、最後に笑えるように頑張りたい」と誓い、客席のファンに協力を呼びかけていた。