AKB48の新時代を引っ張る2人が17日、それぞれイベントを開催した。ソロデビューを果たした柏木由紀(21)は、東京国際フォーラムで単独イベントライブを行い、新エース候補の渡辺麻友(18)は、千葉・幕張メッセでユニット「NO

 NAME」メンバーとしてライブを行った。柏木が新境地に挑む姿勢を示せば、AKB48の新曲「So

 long!」(20日発売)でセンターを務める渡辺も、柏木に共闘を呼びかけるメッセージを送った。

 AKB48とも、ソロとも違う。初めての経験に、渡辺の顔から笑みが消えることはなかった。アニメ「AKB0048」から生まれた声優選抜「NO

 NAME」の中心メンバーとしての初ライブ。「本当の名前じゃなくて、キャラの名前で声援を送ってくれた」と大はしゃぎだった。生でアニメのアフレコをするサービスで、2500人のファンを喜ばせた。

 AKB48の新曲では、センターを務めることが決まった。前田敦子の卒業後、押しも押されもしない新エースの1人。ライブを終えると真っ先に柏木のことを気に掛けた。「全く同じ日にライブなんて、何かの運命かな。さっき(NO

 NAMEの)9人でテレパシーを送ったので届いていると思います」。柏木は昨年10月まで5年半、同じチームBに所属した大親友でもある。ともにグループの新時代を支える“戦友”と心を通じ合わせていた。【森本隆】