昨年1月17日放送のNHKドラマを映画化した「その街のこども

 劇場版」(井上剛監督)の初日舞台あいさつが15日、都内で行われ、主演森山未来(26)と佐藤江梨子(29)が登壇した。阪神淡路大震災から15年目に合わせて作られたドラマで、実際に震災を体験した2人が共演。震災による心の傷を抱えて生きる若者たちを演じた。今回の劇場版では、放送時はカットされた未公開シーンも盛り込まれた。

 森山は「ドラマがこのような形で映画になることはほとんどないと思う。スタッフの尽力でここまで来られた」と感慨深げだった。井上監督を見ながら「NHKの監督なので、舞台に上がることがないから、すごく緊張していると思います」と笑顔。佐藤も「他局のテレビがいっぱいですよ」と突っ込んだ。

 さらに佐藤は「森山君は、冬の撮影現場でもビーチサンダルを履いていた。この人は強い」と明かし、森山は「ビーサンは僕の生活の一部」と返していた。