シネコン最大手のTOHOシネマズ(東京都千代田区)が来春から、全国で映画の一般入場料を従来の1800円から1500円に引き下げることが19日、分かった。学生かどうかにかかわりなく、18歳以上を一般料金とする一方、18歳未満の料金は1000円に統一する。

 大手シネコンで初の本格的な値下げで、映画観賞人口の伸び悩み解消が狙い。全国の映画スクリーン数の約2割を占める同社の値下げは、業界全体の映画料金にも影響を与えそうだ。

 現在、学生料金は大学高校生1500円、小中学生1000円で、高校生の多くにとっては500円の値下げとなる。現行で1000円のシニア料金(60歳以上)については、廃止や対象年齢の引き上げを今後検討するという。

 新料金は、6県の6施設で試験的に先行実施。3月11日から甲府市、4月5日から宇都宮市と長崎市、同7日から広島市と鹿児島市、同22日から長野県上田市で行った後、全国に拡大する。

 同社の中川敬社長は「デフレの中、1800円の料金は映画ファンの期待に応えていないと反省し、映画の作り手と送り手、映画ファンの3者が納得できる価格体系にしていきたい」と話している。