女優菅野美穂(33)が5日、都内で主演映画「ジーン・ワルツ」(大谷健太郎監督)の初日舞台あいさつに立った。顕微授精を専門にする産婦人科医を演じ、「産科医療の先生がどれだけ大変か、シビアな面を知ったので、赤ちゃんを抱っこできる喜びをあらためて感じた。いつかは赤ちゃんを産みたい」と笑顔。この日は2月5日で「双子の日」であることから、双子の幼児から花束をもらった。泣き始めた子供を見て「こわいね、えらかったねえ~。人がいっぱいいるのに、出て来てくれてありがとう。あっち行ってジュース飲もうか、ジュース飲んでおいで」と、本当の母親にように語りかけていた。

 高齢出産に臨む女性を演じた南果歩(47)は、長男息吹さん(15)に試写会でこの作品を見せたことを明かした。「『命というのは、こんなに大変な思いをしてこの世に生まれてくるなんて、僕は初めて知った』と言ってました。その後に『ありがとう』とハグされました」と話し、拍手を浴びていた。