十人十色。みんな違ってみんないい。人それぞれ別々の人生を歩んでいるわけですから、その人が体験したものならそれで十分良いエピソード、なんですが、迷ってしまったり思いつかなかったりするときの、ちょっとしたオススメをご紹介します。

ニッポン放送時代には「ショウアップナイター」中継の取材もしておりました五戸です(東京ドームで、2012年7月撮影)
ニッポン放送時代には「ショウアップナイター」中継の取材もしておりました五戸です(東京ドームで、2012年7月撮影)

トーク編⑧「どんなエピソードが好まれるか」

 【前回までのあらすじ】 インタビューでも面接でも、質問には短く答えてからエピソードトークを足すと面白くなる。エピソードの引き出しを増やすのにSNSを活用するのもオススメ。

笑って盛り上がる失敗談なら「成功」です

 ちょっと笑える失敗談は、インタビューは盛り上がり、会話が和むエピソードトークです。深刻な失敗は笑えないのであまりオススメできませんが、うまくいった時よりも、ハプニングがあった時のほうが、私は話がしやすいです。漢字の読み間違いや、人違いに勘違い…日常で失敗はたくさん起こりますよね。

五戸のしくじりをフォローしていただき、三宅裕司さんには今でも感謝しています
五戸のしくじりをフォローしていただき、三宅裕司さんには今でも感謝しています

コステロの「She」を「シェ」って

 例えば私は新人の頃、番組でエルビス・コステロの「She」の曲紹介をするときに、なぜか「シェ」と読み間違えたことがあります…いまだに恥ずかしいですが、当時共演していた三宅裕司さんが「シェ~」と言いながら“シェーのポーズ”をとってくださり、「んなわけあるか!!」と突っ込んでくださったのは、その後の私のエピソードトークになりました。

眉毛に汁!? 爆笑したらネタ仕込み

 自分の失敗談でなくても、仲の良い子の失敗でも面白いですね。例えば私は、今「エクストリームBeauty」という番組で共演している伊倉愛美ちゃんが「眉尻(まゆじり)」をなぜが「まゆじる」と言い間違え、「なにそれ!? 眉毛に汁なんてないから!」と爆笑した時のことを忘れないようにしようと思っています(ごめんね伊倉ちゃん、笑)

「エクストリームBeauty」伊倉愛美ちゃんと放送中(2017年2月撮影)
「エクストリームBeauty」伊倉愛美ちゃんと放送中(2017年2月撮影)

体験談…自分しか知らない話を伝える快感

 行った人にしかわからない話はみんな興味のあるエピソードトークです。そこで普通は知らないことや、ちょっと珍しいことがあるとなお良いですよね。

 たとえばプロ野球のキャンプを見に宮崎に行ったとします。ここで「宮崎行ったら正義が近くで投げててヤバかった」でも良いんですが、もうちょっと体験談になるように考えてみましょ!「たまたま田中正義投手がブルペンにいるとき一番前で見学できた! ラッキー! 自分が見てもナイスボールに見えて興奮。これは期待しちゃう」とか、「田中正義投手が動くとカメラマンも記者もゾロゾロ一緒に動いていて面白かった」とかでも良いですね。

 旅行はもちろん、ライブやお出かけ、食事に運転、色んなところに体験談は転がっています!(次回はトーク編⑨「NGワードを作る」です)

本日のごのへの・ご・ろ・く

アナタの話はアナタだけのもの。大事にしましょ!