日本橋三越本店(東京都中央区)で「生誕45周年

 ウルトラセブン展」がスタートし、主役のモロボシ・ダン隊員を演じた森次晃嗣と、アンヌ隊員役のひし美ゆり子が撮影エピソードを語った。

 2人は今もアンヌ、ダンと呼び合っているという。今も熱烈なファンを持つセブン人気について、森次は「アンヌがかわいかったねえー」。代役でアンヌ役が決まったひし美は、ウルトラ警備隊のコスチュームのサイズが合わずにボディーラインが目立ったことを振り返り「サイズが小さかったからアンヌがある」と笑顔で話した。

 記憶に残る撮影は宇宙人との共演で、森次はメトロン星人とのちゃぶ台シーン、ひし美はアンヌの部屋でのペガッサ星人とのシーンを挙げた。アンヌに正体を告白するシルエットの名場面について森次は「背景のキラキラはアルミホイル」とし「ウルトラセブンはみんなの手作り。今はCGの時代だけれど、この手作りの良さが、45年たっても人気の名作になったのだと思う」と話した。

 会場では、セブンや宇宙人のコスチユームのほか、ウルトラ警備隊の全貌、当時の映像、台本、放映当時の雑誌や文房具など幅広い資料が展示されている。カプセル怪獣のカプセルもあるぞ。8月5日まで。