ジャニーズWESTの桐山照史(25)神山智洋(21)が4日、大阪・松竹座へ凱旋(がいせん)し、共演の真琴つばさ(50)らを驚かせた。

 2人は、ミュージカル「ブラッドブラザーズ」に主演。東京公演を終え、この日から大阪公演が開幕。開演前に取材会を開いた。

 桐山は「この松竹座ってホームに帰ってきたような感じ。自分家よりも、どこに何があるか知ってるもん」。これに神山も大きくうなずいた。

 2人はジャニーズWESTとしてデビューする以前、関西ジャニーズJr.時代から、春や夏、クリスマス時期に同劇場でコンサートに出演。長年、慣れ親しんできた劇場だった。

 それだけにテンションは高く、神山はかつて、アクロバットで飛び出すオープニングの演出で、勢い余って舞台から客席へ、頭からつっこんだエピソードも告白。「お客さんが助けてくれるかなと思ったら、よけられて、頭から…」。それでも無傷で復活、舞台を続行したという。

 思い出ばなしに花が咲くうち、神山は「(Jr.時代は)楽屋の廊下にたまって、みんなそこで、立ったままご飯食べてたりしたので、今、楽屋に1人でいるのが変な感じ」。桐山も「そうそう。差し入れの周りとかな」と賛同すると、真琴ら共演者は「無理…」。

 そんな空気を察した桐山、神山は、真琴らに「たこ焼き、串カツ、おいしいもん紹介します」と、ホスト役を買って出た。そんな2人を見て、真琴は「でも、大阪にきて、すっごく変わった。(案内役のように)これどうぞ、とか、言ってくれるし」と話していた。

 「ブラッドブラザーズ」は、英劇作家ウィリー・ラッセル氏の代表作で、83年にイギリスで初演。ブロードウェーやドイツ、オーストラリア、韓国など、世界各地で上演されてきた。貧しい子だくさんな家庭に生まれた双子兄弟がたどる運命の物語。双子を桐山、神山が演じる。