52歳差の「天才女優」2人がそろって会見した。

 米映画「イントゥー・ザ・ウッズ」(14日公開)で共演したメリル・ストリープ(65)とリラ・クロフォード(13)がそのPRのために席を並べた。

 アカデミー賞ノミネート18回のストリープが「リラの声を最初に聞いたとき、心の底から驚きました。この年で物語の裏側や詞に込められたアイロニーまで理解しているんです」と切り出すと、11歳でブロードウェー・ミュージカルに主演したクロフォードは「ただそこにいるだけで、女優としての偉大さが伝わってくる。立ち居振る舞いがエレガントです」。

 映画はシンデレラ、赤ずきんなどのおとぎ話を融合し、皮肉たっぷりに描いたミュージカル。赤ずきん役のクロフォードが「役との共通点が多いんです。食いしん坊でスイーツ好きだから。日本で本物のすしを食べて感激したばかりです」と13歳らしく語ると、魔女役のストリープは「今までなんで魔女役を断ってきたかというと、まだ、若くていい人だったから。今は年齢も重ねて、それなりに意地悪ですから」と笑わせた。

 クロフォードは初来日、ストリープは3年ぶり4度目の日本となる。