声優渕上舞が28日、東京・書泉ブックタワーなどで初写真集「アオイトリ」発売記念特典お渡し会を開いた。1月末に都内で撮影した写真集の出来について聞かれ「自分自身、やらないような格好、表情、衣装…いろいろな私が詰め込まれて不思議な気持ち。今までは、この雑誌の、このページに自分、という感じだったのに、全部自分ですから」と言い、笑みを浮かべた。

 写真集には「まいまいが初めてここまで見せた!!」の宣伝文句通り、シーツ1枚に身を包むなど、限界ギリギリのショットが収められている。「シーツや、ちょっとすけているTシャツなど、抵抗は全然なかったです。恥ずかしいのはあったけれど、撮影になると、恥ずかしさを感じる雰囲気じゃなかった。周りのスタッフさんが真剣に、私をきれいに撮ってくださった」と周囲のスタッフに感謝した。

 初写真集は、コンセプト作りから取り組んだ。表面からは、自宅で飼っている7歳になるインコ「チェルシー」に見られている世界、裏面からは自分自身の世界を主題というダブルA面構成にした。

 また自身のこれまでの人生を振り返るページでは、声優の仕事だけで生活できないときは、ラーメン店でアルバイトしたこと、12年のアニメ「ガールズ&パンツァー」で主人公・西住みほ役をつかみ、それまで主人公を演じるタイプではないと思っていた自身が変化し、石印を持つ立場での達成感を感じたことなど、自身の転機にも触れている。

 今後について聞くと「いろいろなお仕事をやらせていただいてきてはいますけれど、1番はアニメ。キャラクターの声を演じるのが好きなので、今よりも、もっと多くのキャラ、作品と出会い、面白い作品を皆さんに届けしていきたい」と意気込んだ。

 また写真集を含めた、声優業以外のジャンルの活動については「お写真を撮っていただくのも楽しかったですし、仕上がりもとても満足していますし、もし機会があったら2、3冊目を出せればいいな、という思いで今後も頑張っていきたい。いろいろなジャンルで機会があったら挑戦したい気持ちでいっぱいです」と期待した。