15日に肺がんで死去したタレント愛川欽也さん(享年80)が運営する劇場キンケロ・シアター(東京・目黒区)の内部が19日、取材陣に公開された。

 入り口近くには、自宅に収まりきれなかった約20の供花が飾られていた。美川憲一、瀬川瑛子、アグネス・チャン、山本リンダら、生前に親交のあった著名人の名前があった。

 ガラスケースには、これまで手掛けた映画などの脚本が陳列されていた。壁には脚本、監督、主演、音楽の4役を手掛けた遺作映画「満州の紅い陽」の劇中写真や、娘の佳村萌さんが描いた絵画2作品が飾られている。

 稽古場で愛用していた椅子、スリッパとお気に入りだったという「ピーポくん」のぬいぐるみも置かれていた。