2020年東京五輪のメーン会場となる新国立競技場の建設大幅計画見直しが検討されている問題で、屋根の設置が間に合わない公算となっていることに対し、俳優の石原良純(53)が「出来ればいいんじゃないの。サッカーは外でやった方が楽しい」と主張した。

 石原は24日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演。番組内で2020年東京五輪でメーン会場となる新国立競技場の大幅な計画見直しが検討されている問題で、下村博文文科相(60)が「時間やコストの問題で屋根の設置は五輪後になる」という見解を示したことについて触れた。

 社会学者の古市憲寿氏(30)が「中国や韓国を笑えないですよね。屋根がないって」と苦笑い、「元々の国立競技場を壊さなければ良かったってなってくる」と渋面をつくった。それに対し、石原が「出来ればいいんじゃないの。サッカーは外でやった方が楽しい」と屋根が無くても問題ないと主張した。

 MCを務めるお笑いタレントの東野幸治(47)が降雨の場合について言及したが、石原は「雨が降った方が思い出に残ったりする」と反論した。それにダウンタウンの松本人志(51)が「天気予報士がそんなこと言っていいの」と驚きを見せたが、「何年も都合よく晴れると思ったら大間違いだ」と言い放った。

 また東野が「屋根があると周りへの騒音対策になるため、開催できるコンサートの日数が増やせる」というデータを示し、五輪以外での活用に影響を及ぼすことを明かした。それでも石原は「サザン(オールスターズ)のライブとか雨で濡れて凄い気持ち良さそう」「間に合わないんだからしょうがない」と主張を曲げなかった。