強い光を浴びたり目を酷使すると内斜視になっていたアイドルユニット、仮面女子の神谷えりな(23)が、このほど受けた目の手術が成功したことを日刊スポーツに明かした。「今はすべての景色を見るのが楽しいです」と喜んでいる。

 高2の春、後天的な内斜視を発症した。「保健室で寝て、起きたら、左の黒目が内側に寄っていました」。一時的なものだったが、12年に上京し、本格的に芸能活動を始めてからは症状が頻繁に出るようになった。「物がすべて二重に見えて、ひどい日には、まっすぐ立てなくなるくらい」。20軒以上の病院を探したが、「原因不明」「病名が分からない」などと診断され続けた。「何度行っても同じ検査ばかり。やけくそになりそうでした」。

 先月、故郷、静岡県内の眼科で初めて「開散まひ」(より目の反対、離し目が上手にできない状態)と診断され、同28日に手術を受けた。術後の経過は良好で、明日13日には、東京・秋葉原で行われる劇場公演に復帰する。「斜視じゃない状態での公演は初めて。しっかりとファンの方の目を見てパフォーマンスしたい。グラビアのカメラも怖くないし、私を見てほしいという思いが強くなりました。ファンの方、スタッフさん、家族のためにも頑張りたいです」と意気込んでいる。【横山慧】

 ◆神谷(かみや)えりな 1991年(平3)10月15日、静岡県生まれ。12年に上京。同年10月、仮面女子内のアイドルグループ、スチームガールズの一員としてデビュー。昨年3月には、ゴーストライター騒動の渦中にあった佐村河内守氏に対し「なぜ健康な体を神様からいただいているのに障害があるフリをする必要があるのでしょう」と批判して話題に。152センチ、B86-W58-H84センチ。