佐村河内守氏(51)のゴーストライターを務めていた作曲家新垣隆氏(44)が、「サングラスの人」との新ユニットで演奏を披露した。

 30日、千葉・イオンモール幕張新都心で、初の著書「音楽という〈真実〉」の発売記念イベントを開催。2人ユニット「N/Y」を結成しているバリトンサックス奏者、吉田隆一氏ととともに、ミニライブも行った。

 吉田氏は、髪は長めで、サングラスをしているなど、外見面で、佐村河内氏との共通点がいくつかある。ライブ前の取材で、報道陣から「また、サングラスの方と一緒ですね」と聞かれると、新垣氏は苦笑いした。それでも、「彼はミュージシャンとして優秀だし、信頼できる方ですので」とフォローした。「サングラスの人との縁? あったり、なかったりですね」と笑った。

 ライブでは、新垣氏がキーボード、吉田氏がサックスを担当。「怪獣のバラード」「秋刀魚」「霧浅き日」の3曲を披露した。吉田氏が「なんで、また、新垣さんの隣にサングラスの人がいるんだ、って言う方もいらっしゃるかもしれませんが。すみません」と笑いを誘い、「サングラスの人(佐村河内氏)の話はしてもいいんでしたっけ?」と新垣氏に尋ねると、新垣氏は「はい。ぜひ。…いや、ぜひってことはないですね」と苦笑い。吉田氏は「今回発売した本の中に、サングラスの人との出会いから、破局まで、書いてあるそうなので、みなさん読んでみてください」とアピールした。

 2人は昨年、東京・荻窪のライブハウス、ベルベットサンで出会い、意気投合。8月に同会場で初共演を果たしていた。ユニット名の「N/Y」は新垣、吉田両氏の名前のイニシャルでもあるが、「なんでもよい」の頭文字というのが由来だという。この日は、今年2月リリースのユニットのデビューアルバム「N/Y」も販売していた。

 関係者によると、著書は「音楽という〈真実〉」は初版7000部。この日はファンら300人以上が訪れた。