TOKIO城島茂(44)と松岡昌宏(38)が30日、都内で行われた「新生!ふくしまの恵み発信事業」の新CM発表会に出席した。ノーギャラで11年から同CMに出演していると、同県・郡山市出身で同CMを手掛ける箭内道彦氏(51)が明かした。

 箭内氏はTOKIOの温かい心意気を紹介した。「TOKIOの出演料を見ると0円だった。福島への恩返しとおっしゃってくださった。気持ちで福島を応援してくださっている。『もう応援してくれなくていいと断られるまで、ずっとやらせてください』と言われた。本人からも福島県からも言いづらいと思うので、(代わりに)言いました」。箭内氏もTOKIOの思いに共感し、0円で仕事を引き受けたという。TOKIOが出演する日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!!」の人気コーナー「DASH村」は以前、同県にあり、TOKIOは同県の農家から指導を受けていた。

 城島は、同県産の野菜を載せたリヤカーを、松岡に押してもらいながら登場した。城島は「生産者の方の思いがたくさん詰まってるので、(野菜の)重さよりも違った意味の重みがありましたね」。日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!!」での活躍ぶりから、“農業アイドル”の異名をもつが、「これだけの農産物があると、作りたくなりますね」と笑った。松岡は、箭内氏から「(城島のリヤカーを)押してましたね」と水を向けられると、「いつもコイツ(城島)の背中を押してるので、今に始まったことじゃないです」と、笑わせて「生産者の方は、風評被害しかり、表には出さなくてもつらいことがたくさんあると思う。僕らも何とかしたい気持ちがある。これからも一緒に頑張っていきたいと思います」と話した。